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捻挫をしてしまった際、応急処置をしようと思っても、果たしてどのように行ったらよいのか分かりにくいと思います。冷やしたらいいのか、温めたほうがいいのか、動かしてもいいのか、さっぱり分からないのではないでしょうか?

そういった方のために、ここでは捻挫に対する正しい応急処置を紹介します。「RICE処置」と呼ばれる方法で、捻挫だけでなく急激な痛み・怪我に対して非常に有効な応急処置です。簡単なのでぜひ覚えてみてください。

 

T.Rest=休む、安静にする
どんなケガでも発生したときには絶対に動かしてはいけません。
スポーツや転倒などで怪我をした場合もそうですし、ぎっくり腰や寝違えてしまった場合も同様です。このときに無理やりに動かしてしまうと、より症状が悪化します。 ケガによって切れた毛細血管からどんどん血が出てきて、周りの組織をボロボロにしていきます。思いもよらないことになるかもしれません。

(※高校時代に、柔道で友人が鎖骨を骨折したのですが、体育の先生が勝手に腕を動かしてしまい変な形にくっついてしまいました。今でも形が変だと思います。絶対に動かしてはいけません。)

 

U. Ice=冷やす
続いてはどんどん冷やしていきます。こうすることによって、余分な炎症を抑えることになりますし、毛細血管からの出血を食い止めることができます。何よりも痛みを抑えることができます。

電化製品のコードに細長いものや太いものがあるように、神経にも種類がたくさんあります。その中で、「ケガをしたときの痛み」と「冷たい」という情報は、同じのコード(神経繊維)の中を通って脳まで行くように設計されています。その結果、冷やすことによって「痛い」という感覚をうまく抑えることができるようになります。

 

V.Compression=押す、圧迫する
ケガをして腫れてしまったことありませんか?圧迫すると、この腫れを抑えることができます。周りの組織にダメージを与えるのを防ぐことができます。圧迫されて体内に吸収された腫れは、おしっこや汗になって外へ出ていきます。

 

W.Elevation=挙げる、挙上する
けがをした箇所を心臓よりも高くしておくことです。こうすることによって、心臓へ血液が戻りやすくなり腫れは引きやすくなります。また、心臓からの急激な血の流れによっておこる痛みを防ぎます。足首のねんざの後には、とても有効な手段です。

 

もうひとつSを覚えておいてください。

Support=支持する   Stabilization=固定する    Specialist=専門医にみせる

まず、RICE中・後に、身近なものなんでもいいのでケガした所を支えてください。最初の段階でするのとしないのとでは、治療機関が変わってきます。(例:足の場合→雑誌など硬いもので周囲をくるむ。 指の場合→シャープペンや割り箸で支える。)

そして、大切なことは専門医に見せることです。ただの突き指やねんざだと思っていたら骨折していたとか、放っておいたらいつまで経っても治らないというケースは本当に数多くあります。「前に湿布張ったら治ったから、またそれでいいや。」という素人判断は非常に危険です。

 


@袋の中に氷を入れる。


A氷が浸るくらい水を入れる。


B余分な空気を吸い出して、袋をとじる。


C患部に圧迫するようにあてる。包帯等なかったら、手で押さえていただいてけっこうです。


D圧迫した状態で、患部を高い位置へ挙げる。
10〜15分ほどでピリピリと感覚がなくなる感じになるので、圧迫を止めて5分ほど休憩します。これを2〜3回くりかえします。

※なぜ水を入れるのか?
冷やすといっても、漠然と冷やすだけではあまり効果がありません。カラダから発生した熱を効率よく奪ってあげることが重要です。

ここで、小学校の理科の授業を思い出してください。「凝固点」とか「沸点」ってやったの覚えてますか? その中に「融点」というのがあったと思います。覚えてましたか? 辞書によると「固体が融解しはじめるときの温度。固体と液体とが共存する温度。」と書いてあります。つまり、「氷が水に変身するときの温度」と考えてください。

氷が水に変身するときにもっともエネルギーを使います。
このエネルギーがカラダから発生した熱を効率的にすばやく奪ってくれるのです。

 

 

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