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人間のカラダは背骨と骨盤を中心に、さまざまな骨や筋肉がくっついて動いています。背骨の上には頭の骨があって、その中で脳が「ああしろ!!こうしろ!!」と監督のように指令をだして、カラダというものは動いています。中心部分である背骨と骨盤に乱れがあると、さまざまな箇所に害を及ぼします。

背骨は26〜28個もの骨からできています。そして、その骨と骨、一個一個の間に「椎間板」というものが挟まっています。

椎間板とは、背骨のクッション材になるという大きな役目を持っています。バームクーヘンのような形をしていて、外側は、するめいかやジャーキーのような「繊維輪」と呼ばれるものでできていて、中心に水ようかんのような「髄核」という水分を多く含んだものでできています。

二つの違う働きをもつ組織が合体することによって、どんな方向に動いても大丈夫になります。椎間板には、ほとんど血管が通っていなくて、まわりの毛細血管たちからいろんな栄養や酸素などを運んでもらってます。実は、ここにタバコが関係してくるのです。

栄養があるからこそ、しっかりとした機能を保てるのは、カラダ中どの部分でも同じです。では、栄養が回ってこなくなってしまったらどうなるでしょう?

タバコの作用には、血管を収縮させるというものがあります。タバコを吸いすぎた人に肌荒れや顔色が悪い人が多いのは、血管が収縮してしまい、血液がうまく届いていないからです。この血管を収縮させるという作用は、もちろん椎間板の周りの血管にも働きます。すると、血液がうまく届かなくなり栄養や酸素が運ばれてこなくなります。

こうなると、椎間板が栄養不足に陥り、肌荒れや顔色の悪さのように変化を示すようになります。

※水色のものが椎間板です。

 

椎間板が栄養不足に陥ると、腰痛につながる三つの現象を引き起こします。それぞれ、椎間板にダメージを与え、腰痛を引き起こす大きな原因となります。

椎間板自体へのダメージ

椎間板はコラーゲンと呼ばれるたんぱく質からできていますが、タバコに含まれるニコチンはこのコラーゲンを破壊します。放っておくと、椎間板がボロボロになっていきます。すると、椎間板自体にある痛みセンサーが「緊急事態発生。椎間板が破壊されたぞ!!」といって、痛みという形で反応します。この痛みは、腰だけでなくお尻や足のほうまで広がっていきます。

椎間板の水分の減少

ボロボロにされた椎間板は、その中に水分を貯めることが困難になります。本来ならクッションとして働けるような動き方をしても、衝撃が直接腰にに入ってしまったり、周囲の組織が身代わりになって衝撃を受けてしまい大変痛みを出しやすい状況になってしまいます。病院で、レントゲンを見て「骨が変形してる」とか「とげが出ている」といわれるのはこの状態がほとんどです。

カラダの連動性の崩壊

一番厄介なのが、カラダの連動性の崩壊です。本来、椎間板がしっかりと機能していれば、カラダというものはスムーズに動かすことができるようになっています。しかし、椎間板にダメージが加わっていると椎間板が硬くなってうまく動いてくれません。こうなると、カラダというのは他の部分で代わりに動かすという代償作用というものを使います。

代償し続けるとその部分はどんどんボロボロになっていきます。

例えば、股関節のが代償すれば股関節が痛くなるだろうし、膝や足首だって同じようなことが起こります。ときには、首や手首で代償することだってあります。手首や足首がいくら痛くても原因は腰なんですから、いくら痛いところを治療しても決して治ることはありません。

椎間板性の痛みの治療方法は、その椎間板部分に衝撃が加わらないようにすることです。薬を飲んだり、ただ漫然と治療(マッサージなど)を受けるだけでは、治らないし再発します。動作の改善や、脊柱の柔軟性の確保が重要です。

 

  


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