

まずは以下の写真をご覧ください。とても悪い姿勢になっていますね。

この状態から立ち上がるとこんな風になります。かなり猫背になっていますね。

人間のカラダは横から見ると本来はS字状になっています。この状態では腰痛になることはそんなに多くありません。ですが、パソコン症候群の方は横から見るとC字状になっています。この姿勢では腰の周りにある様々な組織に対して、ものすごく負担をかけます。関節がつぶされるように圧迫され、腰の筋肉が常に引き伸ばされた状態になります。
意外かもしれませんが、実はヒトは立っているときに比べて座っているときのほうが腰への負担が大きいのです。
約1.5倍くらいの負担がかかります。さらに座った姿勢で前かがみになると、約2倍ほどにまで負担がふくらみます。まさにパソコン症候群の方はこの姿勢に当てはまってしまいますね。また、常にひどい猫背のようになるので、立っているだけでもどんどん腰にダメージを与えてしまうのです。
「朝起きたら・・・」「くしゃみをしたら・・・」「顔を洗って起き上がったときに・・・」と突然、腰が痛くなって動けなくなってしまった、という経験をしたことがありますか?これがぎっくり腰です。実は、ぎっくり腰はパソコン症候群の人に非常に起こりやすい怪我なんです。
ぎっくり腰は、腰の周りの筋肉や関節、その他の組織が最大限に伸ばされている状態から、急激に収縮されることによって起こる急性の怪我です。。「少し痛い」というものから「動けない」というレベルまで様々です。
パソコン症候群の方は、常に背中が丸まって常に腰が伸ばされた状態になっています。この状態で急に動いたり、何も持っていなくても腰を急激にそらせたりするとぎっくり腰になります。(万が一ぎっくり腰になってしまった場合【マッケンジーエクササイズ】の項目をご覧ください。)

パソコン症候群はぎっくり腰だけでなく、一般的な腰痛にも関係があります。いつまでたっても良くならない、すぐに元に戻ってしまうというのが特徴で、痛みに対する治療をいくら行っても、原因に対する治療(ここでは姿勢を正す)を行わなければなりません。
腰の周りの組織たちが常に伸ばされると、その中にある細かい血管が圧迫されます。血流が制限され、酸欠のような状態に陥ります。すると脳は「血流が悪くなってるみたいだから、もっと流すようにしないと。」と、体中さまざまな指令を出します。スポーツの監督のように、各ポジションにさまざまな指令を送ります。
その中の1つに「発痛物質を作る」という指令があります。この発痛物質が血管の中から筋肉や関節に放出されて痛みが出ます。さらに発痛物質が血液にのって流れていったり、筋肉の表面を覆っている膜に放出されたりすると腰以外のところにも痛みが出るようになります。
腰痛の人が、お尻やももの裏側、ふくらはぎが何か突っ張った感じがするのにはこんな背景があります。神経が圧迫されるのではなく、筋肉の圧迫や血流障害によって症状が発生することが多いです。
これを防ぐ意味でも、パソコン症候群になってしまった体をリセットし、怪我をしない、痛みを起こさないカラダに変化させてあげることが大切です。背骨の関節部分の固さを取り除き、脳に正しい姿勢を覚えさせる治療が必要になってきます。

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