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あなたは、今までにどこかが痛くなったことがありますか?

記憶にはないけど、赤ちゃんのときにだっておなかが痛くなったり、子供のころには転んで膝をすりむいたりしたでしょう。中学生くらいになったら、スポーツのやり過ぎカラダ中が痛くなり、大人になってからも肩や腰に痛みが走り、その後、年を重ねると歩くだけで膝に激痛が出たりするようになります。ヒトの一生は痛みと共に歩んでいくものです。

でも、そんな痛みを少しでもやわらげたいと思うのが私たちの心。 「イタイのイタイの飛んでけ。」という言葉があるとおり、早くどこかに消えてほしいものです。そうした痛みを和らげる方法として「冷やす」ことと「温める」という二つの方法を紹介していきたいと思います。

正式には「寒冷療法」「温熱療法」といいます。自分でできることの中で、早く痛みをとるにはこれが一番簡単で楽だと思います。少しでも健康に興味のある方だったらしっているかもしれませんね。

 

怪我・痛みには、大きく分けて二つのものがあります。

急性症状
自分で原因の分かるもの(怪我、ぎっくり腰、寝違えなど)
亜急性症状
何だか分からないけど痛いもの(ずっとある箇所が痛む)

上記を踏まえたうえで寒冷療法と温熱療法の使い分けに関して、以下の分類があげられます。

急性症状の場合
寒冷療法(冷やす)が適している
亜急性症状の場合
温熱療法(温める)が適している

ぎっくり腰や、寝違えといった急性症状の場合、その部分に炎症が起こります。

本来、炎症というものは悪いものではありません。「外から入ってきたばい菌をやっつけるぞ!!」「早く故障したところを治さないと。」という感じで、カラダの中の警備員や修理工たちに気合いの入ったとき、炎症という形で出てきます。寒い環境よりも適温のほうが、警備員たちの能力もぐっと上がるし、ばい菌などをやっつけやすくなるために、わざと温度を上げているのです。

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※カラダの中には、たくさんの警察部隊(リンパ球)が警備しています。大切にすればするほど、しっかりと働いてくれます。彼らの働きを良くするためにも、自分の状態に適した方法で温度を調節しましょう。

でも、温度が上がりすぎたら・・・。

警備員や修理工の能力はガクンと落ち込みます。そのため、修復が遅くなったり、ばい菌をうまく退治できなくなったりします。さらには、炎症を起さなくてもよかった部分にまで炎症が広がってしまい、よけいに痛くなったりします。

急性症状の場合には、ほとんどが温度が上がりすぎてしまいます。どんどん痛みがひどくなります。そんなときには、冷やしてあげるのが最もいいのです。

温度が下がることによって、警備員たちの能力は元通りになるし、余分な炎症も抑えてくれるからです。自分で触ってみて、誰かに触ってもらって、他の部分よりも熱く感じるようでしたら冷やしてください。

亜急性症状の場合はこの逆です。痛みのあるところをさわっても、別に変化がないか、悪いヒトだと冷たくなっていたりします。こうなると、警備員や修理工たちは凍えている状態になっているので、うまく能力を発揮できません。ですので、この場合は温めてあげて能力をアップさせてあげるのです。

また、亜急性の症状の場合、痛みの出ているところの組織が硬くなっていることが多いので、温めてほぐしていきます。温かいという情報が脳まで伝わると、脳は「あったまってきたから、動ける状態にしなさい。」とカラダに指令を送り返してきます。こうなると、カラダはもっとほぐれて痛みも軽くなります。

さらに簡単な使い分けの方法として、自分が気持ちいいと思うほうを選ぶことです。急性症状のときに温めると、全然気持ちよくないだろうし、逆に亜急性のときに冷やしても、冷たいと感じるだけです。「う〜ん、気持ちいい。」と思えるほうを選んでください。自分の症状をカラダで感じてみてください。

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