
気持ちのいい温度で温めることは、ヒトや動物にとってとても気持ちのいいことです。猫がひなたぼっこをしていたり、カピバラが温泉につかっているところなんかテレビで見たことがあるんじゃないでしょうか。温めるとすごくほっとした気分になります。
実はこのとき、カラダの表面を覆っている筋膜、背骨を構成している小さな関節、筋肉がゆるゆるに緩みます。また、カラダの中の警備員や修理工たちの機能もアップしますので非常に動きやすいカラダになります。
カラダには神経が非常に細かく張り巡らされていて、脳の指令が神経にのって筋肉に伝わり、カラダが動く仕組みになっています。この神経のバイパス地点ともいえる二つの重要な部分がカラダには存在します。そして、それらを温めることが首や肩、腰の痛みの緩和につながってきます。

頭を前に倒して、首の後ろを上から手で触っていってください。なにかボコッとしたものに当たったと思います。それが隆椎(りゅうつい)です。首の骨の中で一番飛び出しているので簡単に見つけることができます。ここが上半身のなかで重要なバイパスとなっています。
この隆椎の周りを、様々な筋肉が通っています。まったく動かさなくても、動かしすぎてもここは硬く張ってしまうところです。ですので、ここを重点的に温めるように心がければ、肩や首の痛みは楽になります。また、眼精疲労に効果的なツボや風邪や咳によく効くツボが近くにあるので、あたためるとそういった症状にも効果的です。
※首の骨の模型図です。一番下で後ろに飛び出しているのが、隆椎です。
他のものより長いので、触ることができます。 |
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※この部分を、写真のような電子レンジで温めるタイプのホットパック、
蒸しタオルなどで温めると効果的です。また、水流を強くしたシャワーで五分ほどマッサージするのも効果的です。 |

おしりのちょうど真ん中の部分、尾てい骨のすぐ上に骨があります。これが仙骨(せんこつ)です。仙骨の周辺からは、腰〜脚、骨盤の中の臓器へ神経がと出ています。坐骨神経と呼ばれる、見た目が「ごぼう」のような太い神経もここからにょきにょきっと出てきます。
腰の悪い人が、太ももの裏、特に膝裏に痛みや痺れ感を感じるのは、ここが硬くなっていてうまく脳からの指令が伝わらないからです。ですから、腰だけでなく脚の痛みを感じてらっしゃる方にとっても重要なポイントとなります。
※ちょうどおしりの真ん中のところに仙骨はあります。 ごつごつしているので、触っても分かりやすいです。
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※これが仙骨です。穴がたくさん開いており、この部分を神経が通過します。
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※このように、ホットパックを仙骨の上にのせておくと、非常に腰がゆるみます。また、仙骨のところを軽く叩いてあげるのもいいと思います。
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